8ＧＮＡＮＤフラッシュ、供給過剰感
ＮＡＮＤフラッシュメモリーの価格が前月比で約10％強の下落を見せている。主力の8Ｇタイプは360〜500円、16Ｇタイプは720〜1000円程度で推移。携帯音楽プレーヤーなどの需要側の調達が一段落するなど需要が弱含みであることも一因と見られる。一方で、主力サプライヤーであるサムスン、東芝は生産を強化している上、歩留まりも改善していることから供給過剰感が漂う状況が続いている。スポット市場では瞬間的に反発に転じる場面も見られるが、継続的な上昇は見られない。関係者の中には「2008年第3四半期までは供給過剰感が続く可能性もあり楽観できない」との声もある。07年の初めの中心値1500円から比べると約70％近く下落したことになる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（引用元：半導体産業新聞　2008年3/19　第1782号　P3）