ウィンドウズ・ビスタパソコンの売れ行き不調を反映し、DRAM価格が激落している。
パソコン自体はワールドワイドでこの第１四半期も10％増以上で堅調であるが、どうにもビスタタイプのインパクトが弱い。
DRAMメーカーはビスタ需要をあてこみ、増産に走ったが、みごとに当てがはずれた格好。このため、主力の512MDRAMはこの1ヶ月半で一気に下げ、現状は320〜350円の水準で、1月の価格に比べほぼ半値となった。これは記録的な下落ともいってよく、過去に1〜2度ある程度。メモリーは全体に軟調で、NOR型フラッシュメモリーも軒並み下げている。ただし、NAND型フラッシュメモリーは下げ止まり、反転の傾向が強くなった。
（半導体産業新聞　第1736号2007年4月25日（水）発行　P3より引用）