本日、無事に国際環境保証規格ISO14001の初回審査が終了した。
実は、平成9年に弊社が国際品質保証規格ISO9002を認証した直後の平成10年に、この勢いで「環境」にも取り組んでいこうと考えていたことがあった。当時は、物流企業としても先進的な取り組みで、品質と環境を同時に認証取得している企業も珍しく、競争優位という観点からも、社会貢献という観点からも、ぜひ取り組むべきだとは考えていたが、当時の当社の実情としては、組織の強さからいって、まだまだ取得認証できる余力がなかったように思う。よって、計画は途中で頓挫してしまった。
しかし、私たちの会社には「成功するまであきらめない」という信条がある。明文化こそされていないが、それでも当社にはそういう文化が根付いている。そして、ようやく、あれから約10年の歳月が経った本日、無事に初回審査を良い感触で終えることができた。実際には、10月31日の判定委員会を経て、無事にISO14001を認証取得できると考えている。
これもひとえに、品質/環境管理課のM君をはじめ、各環境委員、そしてこの認証に向けて力を合わせて頑張っていただいた多くの従業員のご協力の賜物と感謝している。そして、この認証を機に、ますます地球環境にやさしく、そして意識レベルの高い人たちの集まりとして、人類・社会の進歩発展に貢献できる企業体を作って行きたいと考えている。
取締役労務部長 塚腰高秀
ちょっと前の話だが、仕事の関係で、香港やマレーシアに行く機会があった。
海外に行くのはもちろん楽しみであるが、それだけではなく、私にとっては海外の
状態を自分の目で見るのは非常に大切である。私だけではなく、日本人は海外の
事情にそれ程達者であるように思えない。ほとんどが、ニュースや新聞、雑誌から
の情報のみである。しかし、実際はその空気に触れないと分からないのである。
国内の経済状態にしてもそうで、新聞などに書かれている状態と実際の状態とは
程遠い事が良くある。情報はあくまで情報であり、それを丸呑みするのは、自分の
判断に狂いを生じさせる。
今回香港に行って私が感じたのは、ちょっと前まで日本の企業名、特に大手
メーカー名を街中や駅の看板などに良く見掛けた。電気機器メーカー、自動車
メーカー、商社などなど。しかし、ここ最近めっきり日本企業名が書かれた看板を
見ることが少なくなった。以前は香港の夜景に代表されるビル最上階に掲げられ
た看板には日本企業名がきらびやかに光っていた。しかし、今は他国の看板に
変わっている。それを見ると、なんだか寂しい気分になる。
海外に出てみると発展する国のパワーを感じる。香港もマレーシアも今すごく熱い。
それだけ優秀な人材がたくさんにいるということである。私たちの会社もいつかは
あの香港の夜景の一部になりたいと思って帰ってきた。
取締役総括副本部長 塚腰智之
今年も昨年に引き続き、新卒生が入ってきてくれた。本当に喜ばしいことであり、嬉しいことである。
少なくとも5年前ならば考えられないことであるが、当社では、2006年度から四年制大学を卒業した新卒生を迎え入れている。それも、学校名の格からすると、とても当社のような地場の中小企業に入って来てくれないような人材もたくさん入ってきてくれた。また、学校名だけでなく、人物そのものも素晴らしい逸材ぞろいである。なお、今年から(2008年3月卒業予定者)は、高校の新卒生も正規採用することになっているので、ぜひとも、当社に興味のある方は、お気軽に門を叩いて頂きたい。
当社は、今年で創業97周年。継続するという自信と誇りを持ちながらも、決して驕ることなく常に謙虚で前向きに成長したいと考えている。それには、当然、適材適所で優秀な社員が活躍できるような環境と社風を造っていく努力をする必要がある。また、大切にするのは、新卒生だけではなく、中途採用で入社してくれる社員も、定年を迎え再雇用で働いてくれる社員も、またパートやアルバイトで汗を流してくれる社員も同様である。全社員、会社の宝物である。
景気回復と少子高齢化が叫ばれる人材不足の世にあって、これだけ素晴らしい人たちが入社してきてくれることに心から感謝したい。そして、これからも努力していきたい。
取締役労務部長 塚腰高秀
もう3ヶ月も前になると思うが、新幹線で移動中、新聞にある須藤元気さんの本の広告が目にとまった。帰ってからその「本を買っておいて」と嫁さんに頼んでおいたが、一昨日手元に届いた。私の机の上にポンと置かれたあった。初め「何の本・・・??」。「(嫁さんが)変わった本を読むなぁ」と思っていた。が、後で私が頼んでおいた本であることを知った。すっかり忘れてしまっていた。
「なんで俺こんな本頼んでんだろう??。変わった題名。『風の谷のあの人と結婚する方法』」と思った。
日曜日、時間があるから読み出した、、、ら、びっくりした!須藤さんっていくつ??歳を見てまたびっくりした。
私よりずっと若い。しかし、言っている事はすごいっ!私も色々学んだが、ここまで書けるのはすごいと思った。何がすごいかというと、それを知っているだけでなく、実際書いたとおりに考え、行動してすべて経験してきたからだ。人生論は勉強して身に付くものではないと私は思う。自分の実学として、自分で「人生の舞台の中心に実際立って」、どういうことなのかをはじめて知る事が出来るからだ。
例えば、まだ自転車に乗ったことのない人が、自転車に乗ることになったとしよう。まず自転車とはどういうものかを勉強するため、自転車の構造を学んだ。次に乗り方を超一流の人に学ぶため、サーカス団に学んだ。素材や強度について自転車メーカーで学んだとしよう。しかし、それは「自転車を乗れる」という事には関係ない。自転車を乗れるようになるには「自転車を実際に自分で乗らなければ分からない」からだ。
人間関係も同じである。仕事も同じである。
この本からして、須藤さんは本に出てくる事柄を考え、行動してきた事になる。これはある程度歳を取っていないと分からない事なのに。。。 それがすごい!
須藤さんは、人生論を的確にそして分かりやすく教えてくれる。そしてこの考え方は私の価値観や考え方と非常に近い。
「人生は楽しむためにある」とか「〜ねばならないからの脱却」とか「人間関係について」とか。。。
是非皆さんも読んでみて下さい。非常に面白いですよ。
取締役総括副本部長 塚腰副本部長
参考; 「風の谷のあの人と結婚する方法」 須藤元気著 ベースボール・マガジン社
興味のある方は、下記のアマゾンサイトからご覧下さい。
http://www.amazon.co.jp
仕事は楽しくなければならないと思う。
なぜか?
現実的な話であるが、人生を振り返った時、たとえば23歳で就職するなら、65歳までの長い時間の為に、人は一生懸命学校で勉強するのではないか。人によってはそうではなく、一生を素晴らしいものにするためである、又は老後を素晴らしい人生にするためであるという意見もあると思う。しかし、実際、私たちは世の中に出るために、世の中で役立てるために学業をつんでいるのではないかと思われる。その40数年間の限られた時間の中で休暇や睡眠、食事などの生活時間、通勤移動時間など端数の時間を差し引くと、活動時間のほとんどが勤務時間になるのである。
よって、現実的に勤務時間が自分の人生そのものになる。その時間を如何に充実したものにし、如何に成果を上げ、如何に仕事をして楽しむかにかかっていると思うのである。自分のしたい仕事を見つけること、その仕事に夢中になること、それが楽しむということだと思う。けっして会社から与えられるものでも、先輩から与えられるものでもない。どのような仕事に就くにせよ、自分で“仕事そのもの”の楽しみを見つけていくことであると思う。それがいい人生を送る事に繋がると、私は思う。
取締役総括副本部長 塚腰智之
最近中学の同窓会と食事会があり、その席でご主人がおっしゃるには、昔親交があった今は亡き作家・演出家「花登 筐」氏が「京の着だおれ」「大阪の喰いだおれ」について次のようなお話をされていたと言います。
一般的には、「京の着だおれ」とは、京都の人が着物を次から次に求めて散財し、ついには家を潰してしまうたとえに使われています。また、「大阪の喰いだおれ」は、大阪の人が食道楽で、食べるものは多種多様、贅を尽くしていると云う意味で使われています。
しかし、花登氏が言うには、「京の着だおれ」は、京都の人はお祖母さんの着ていた着物を自分の娘さんに、そしてその娘さんがお母さんになったときには、自分の子供たちへと、祖母、母、孫と、1枚の着物を大切に順送りしていくので、呉服屋がもたないことを表現しているのだと言われたそうです。また、「大阪の喰いだおれ」は、時の権力者、豊臣秀吉が浪花(大阪)商人の財力を恐れ、その財力を減らし、力を弱めるため、橋の「杭」の寄進を豪商に命じたというのです。大阪は八百八橋と云われるぐらいの橋があり、「橋の杭」の寄進には莫大なお金が必要になったので、「杭だおれ」と云われるようになったと言います。それがいつのころからか、「喰いだおれ」に言い換えられたとのことです。
当社にも、トラックや機材、倉庫などの経営資源がありますが、これらを「京の着だおれ」的に大事に活用し、決して「大阪の杭だおれ」にならないように努力していきたいと思っています。
取締役総括本部長 村田耕一
先日、某大手通販会社であるP社のN社長にお目にかかった。噂どおりのカッコいい、ノリのいい女性社長であった。当社も女性社長だが、なにしろ年齢がまだ41歳で、創業者だし、しかも浜崎あゆみのマブダチだそうだから服のセンスにしても、なにからなにまで、全くタイプの異なる社長だ。それに秘書の方とか、プレスの女性も引き連れてやって来られた。とにかくカッコいい。じゃ、当社はどうだろう。僕は労務部長をさせてもらっているが、当社の従業員は世界一の技術力をもった物流マンのチームだと自負している。現場もマネジメントも、楽しくて、自由闊達で、ファミリーな会社を目指している。みんなが、現場で汗を流して、ド真剣に働く姿も、これもめちゃくちゃカッコイイ!!
取締役部長 塚腰高秀
どのような所が好きかといいますと、本当に真剣に働いてる社員の方を見るときです。私は弊社を自慢するわけではありませんが、社員の方は本当に一生懸命働いておられます。営業所に行っても、その仕事振りは本当に心がうれしくなるほど(なかなか上手く言い伝えられませんが)真剣に仕事をしております。本当に仕事が好きなんだろうなぁと思います。
そして何よりもうれしく感じるのはその社員と共に同じ仕事し、同じ事を考え、同じ事に喜びを感じている時です。現場の仕事で同じ立場でお客様に接している時、社員の方とともに食事をしている時、そして同じ事で仕事の面白さを話している時もそうです。本当に仕事は楽しく面白いものだなぁと感じます。もっともっと広く、大きな仕事に取り組む勇気をもらうことが出来るんです。
取締役総括副本部長 塚腰智之(写真右上)