先月、祖母が亡くなり、色々と御世話になった事や話を思い出していた時、
ある会話のやりとりを思い出した。
「気をつけてお帰りやす。そこまで送りますよって。」
「いいですよ。ガレージまで遠いから体に悪いしね。」
「いえいえ。誰が来られても見えなくなるまで必ずお送りするんえ。」
とはいってもガレージまでは玄関から50〜60m先の角を曲がって少しいった所である。それでも、車に乗り込み「じゃあまた」と発進し、交差点を曲がるまでずっと手を振って送ってくれるのだ。
「なぜ、そこまで?」
「ひ孫に会えてうれしかったのでは?」と思っていたが、その{おもてなしの心}の重要性はお客様や上司と接する機会が増えてきた今、とても実感している。
先日、得意先を打ち合わせで訪問して帰る際、課長さんが歳も身分も下の私をロビーまで送り、見えなくなるまでおじぎして下さった。
とても気持ちよく、ありがたかった。
誰にでも出来る事ではないし、そのような教育を全社員に徹底させるのは容易ではない。しかし自分がありがたい・うれしいと感じた事を相手にしても不快だと思われないだろうと思った。だから、最近は必ず営業所に来られた方が帰られる際は、車に乗り発進されるまではお送りするようにしている。それが正しい事か、不要なのか、仕事に重要かはわからないが、{気持ち}はとても大事だと思う。だからこれからも様々な{おもてなしの心}を忘れずに続けていきたいと思う。
そんな事を思いながら、ベランダから車に向かって歩いていく私が見えなくなるまで手を振ってくれる息子と娘に手を振りながら、車に乗り込み、発進した。
滋賀営業所主任 八田 充
突然ですが、皆さんにとって夏の風物詩は何でしょうか?
海水浴、高校野球、夏祭り…。人それぞれ夏を感じるものがあると思います。
僕の場合は“花火大会”です!
なぜ花火大会かと言うと、僕の祖父が花火師で花火会社を経営しており、夏になると幼い頃からよく花火を見に行っていたからです。
大学生の頃は花火現場でアルバイトをしていました。初めて現場で花火を見た時はあまりの轟音にびっくりしたのを今でも覚えています。しかし、真下から花火を見上げるという経験はなかなかできないことで、気持ち良いものです。
こんなベストショットも撮れますよ!!
(ちなみに、日本の花火は世界一美しいと言われるくらい評価が高いです。)
ところで、花火大会が行われる日のお昼や夕方に花火の音を聞いたことはありませんか?あれは“昼玉”というもので近隣の人に「今日は花火大会がありますよ〜」とお知らせする合図なのです。ただ、必ず昼玉を揚げるという決まりはありません。
また、花火の現場では朝早くから仕込みの作業が始まります。炎天下の中の作業な上、常に危険と隣り合わせなので現場では緊張感を持って作業に取りかかります。さらに体力もかなり消耗します。バテない為に食事も朝、昼、夕方、夜食と4食食べます!!
去年は40日間働いたおかげで体脂肪率が5%減り、筋肉量が増えたので、ビリーに入隊する必要もなくシェイプアップができました(笑)
花火師の緊張感が解き放たれるのは、打ち揚げの瞬間と花火大会の後の歓声です。「きれい〜」「最高〜」「また来年もよろしく〜!」という声を聞くと体中に喜びの感情があふれてきます。
僕にとって花火は夏の風物詩でもあり、エネルギーの源でもあります。
威勢の良い綺麗な花火を見て、「また明日から頑張ろう。」という気持ちになります。
さあ、これから夏本番。今年は一つでも多くの花火を見に行きたいです。
サン・パートナー(人材課) 小泉知之