写真@ 昭和60年11月10日 静岡県大井川鉄道 かわね路号笹窓C56.44
愛称(ポニー)
手前に紅葉を入れて撮影する予定だったが、回りがかげってしまい少しがっかり。風もなく、白煙で水面にきれいに写ったので、横の写真をカットして縦にした一枚。
* C5644は、国鉄がタイへ輸出したものを30年前(昭和52)に買い戻したものです。今秋、買い戻した時の姿で、記念に運転される予定です。
写真A 昭和63年5月3日 北海道函館本線(山線) ニセコ号倶知安C62.3
愛称(クイーン)
撮影現場に着いたときにはすでに50人以上の人だかり。バックに羊蹄山がすっきり見えていたので、なんとか入り込もうと場所探しに手こずりましたが、なんとか写すことができました。
*日本最大のS.Lで東海道本線などで特急用として製造されました。
梅小路蒸気機関車館にて、動態保存の2号(つばめマーク入り)と急行“ニセコ”当で重連運転がされていました。昭和62年に国鉄からJRにかけて約2億円で復活、客車も整備され外からは分からないが、3号車はUCCコーヒーのカフェカーです。現在はこのカフェカー以外は配車になっています。
せっかく復活したのに、予算の関係等で運転休止になり、、惜しいです。
今はC11型を2両(171、207)が復活して、北海道内で運転しています。
S.Lを写すきっかけは、小学生のときに友達がカメラを持ち近くの山陰本線(嵯峨⇔花園)でS.Lの写真を撮影しているのを見て面白そうだったからです。自分も写したくなって親にせがんで中古のカメラを買ってもらい、初めて写したS.Lが奈良線と関西本線の交わる木津駅でD511007番で、おまけに運転台に乗せてもらい、感激しました。
その後S.Lブームがあり、商品のおまけにポスター・写真・シール・しおり・動輪の灰皿などがあり、今でもその内の写真・シール・しおりや、S.Lグッズではレコードと切手も大切に保管しています。
昭和47年10月10日、鉄道100周年を記念して梅小路蒸気機関車館ができ、ますますS.Lブームが広がっていきました。
(オープン初日に行ったが、外で2時間30分も待たされて、やっと中に入ったときには人、人、人でゆっくり写すひまもありませんでした。。)
その後も撮影で訪れたところはと言いますと、山陰本線、浜田・出雲市、倉吉線、関西本線(加太峠)、北海道では室蘭本線、石北本線、宗谷本線などです。
(京都から函館まで、北陸線回りで約24時間かかりましたが、現在は同じルートで札幌まで24時間です。)
S.Lのさよなら運転もあっちこっちでありました。昭和50年12月に室蘭本線で最後のさよなら運転があった時は、ブームも終わりかとがっかりしたのを覚えています。しかしその後静岡県の大井川鉄道が北海道のS.L C11227番を買取り、昭和51年3月に運転が始まりました。また、国鉄では梅小路のC571が昭和53年8月に山口線で、続いてC581、C56160も運転されました。特にC56は、イベント用として北ビワコ号を中心に幅広く運転されている。
S.Lを写し始めてから36年。自分自身の好きなS.Lは、C57(愛称:貴婦人)で、基本的にスマートな車体が昔から好きです。
今では様々な撮影地へ足を運び撮影することも少なくなりましたが、S.Lにこだわらず
、細々と“鉄っちゃん”をしています。
(電池部ウエスト 金本)