300mmウエハー、年明けから弱含む

半導体用シリコンウエハー(主に300mmのミラーウエハー)の価格が年明けから弱含んでいる。足元の半導体市況がオリンピックイヤーにしては低調に推移していることもあり、2007年を通じてほぼ横ばいで推移した去年とは比べ、変化の兆しが出てきた。シリコンウエハーメーカーは、ユーザーとなる半導体メーカーと年4回程度の価格交渉を行っている。2Q(4〜6月期)も前期比に比較して3%前後の下落となったもようで、上期(１〜6月期)で6%前後の値下げを余儀なくされているようだ。DRAM価格が低位安定するなど、半導体メーカー側も少しでもコストを引き下げようと必死だ。ただ、半導体市況が反転すれば、不足気味のシリコンであるだけに価格が横ばいになる可能性が高い。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(引用元：半導体産業新聞　2008/5.7 1789号 P3)